2014年12月25日木曜日

人類を滅亡させるかもしれない5つの脅威とは?

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 我々は子孫に残すべき「未来」について考えなければならない。それは200年後と言う物ではなく、1000年から1万年後の話の未来。そういった遠い未来に、果たして「希望」は存在するのだろうか?

 人類はこれまで未来の脅威に対して非常に無頓着であり、リスクに対しての見通しも甘いままである。今、進化した科学文明の中では少なからず災害を予知する事は出来るものの、その災害の中には現在の科学技術では「決して逃れられないもの」も数多く存在する。ここであげる5つの自然災害・人為的災害はその一例である。

1.核戦争

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 未だに戦争で核兵器が使われたのは第二次世界大戦時「広島」と「長崎」への原子爆弾投下のみである。しかし、キューバ危機では3割以上の確率で全面核戦争が勃発した可能性があったと言われており、現代社会の緊迫した状況を考えるとこの先1000年に1回は必ず核戦争が起きると言われている。

 大国間の核戦争による死者数は核での攻撃のみで数百万以上に及ぶと考えられており、仮にこれがコバルト爆弾だった場合、その死者数は飛躍的に上昇するものとみられている。(幸いな事にコバルト爆弾は制作と安定に多額の費用が必要なため、現在開発は断念されている)

 核戦争による一番の問題は「核の冬」と呼ばれる大規模環境変動だ。この環境変動により地球は氷河期を迎え、作物は育たなくなり、数千万単位の人間が飢餓や貧困で亡くなると言われている。その上「核の冬」で降る雪は「死の灰」と呼ばれ、催奇性を持っており、人類の未来は絶望的な物となるだろう。


2.生物工学による人為的パンデミック

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 自然発生した病原体のパンデミックによる総死者は戦争によって亡くなった人々の合計を軽く超える。本来なら自然生するパンデミックにより人類が滅亡する事は有りえない。何故なら人類には必ず生まれながらに抗体を持つものが存在している上に、病原体も繁殖していく上で感染者を皆殺しにしてしまっては子孫を残せないからである。

 だが、人類は自らの手で病原体を強化する事に成功してしまった。マウスバージョンの天然痘と言われる「エクトロメリアウイルス」はワクチンを接種した宿主にも感染する事が確認されており、近年の研究によると「鳥インフルエンザ」の感染力は人為的に強化させる事が出来るそうだ。

 生物兵器で恐ろしいのは、一人の感染者さえいれば何人にでも感染される可能性があるという点である。今後、こういった強力な兵器が人類を地球上から消してしまってもおかしくないのである。


3.未知なる人工知能

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 知能や好奇心といった小さな概念が人類に優位性をもたせた。それ故に我々は知能を求め、より高い知能を持つことを欲し続けている。問題はその知能研究のゴールが、しっかりと予測されていない場合、絶望的な結果を招くという点だ。

 進化した知能が「優しく・論理的」であるとは限らず、また人工知能の下す決断は人工知能自身が「正しい」と判断すれば、何をしても許されてしまうのである。 仮に研究が成功したとしても、今度は人工知能に人間の価値観や哲学を教えなければならない、それは我々人類にとってもまだ完全に説明する事の出来ない難題なのだ。

 ソフトウェア研究の分野では、人類以上の人工知能が生まれた場合「知能爆発」という現象が起きると言われている。それは人類以上の知能が、更にその知能より上の人工知能を作る事により起きる爆発的な知能革命だ。それにより、低知能生物である人類は高知能である人工知能に虐げられる結果となるだろう。

 この脅威はここにあげる5つの中で最も可能性が高く、人類のより慎重な進歩が必要なエリアと言えるだろう。



4.ナノテクノロジー

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 ナノテクノロジーとは原子や分子をコントロールする事を競う分野だ。ナノテクノロジー単体では脅威とは呼べないが、問題は生物兵器のように「人類の手に余る力をコントロールする事が出来るのか」という事である。

 ここで述べる脅威はナノテクノロジーを用いた兵器の開発だ。世界各国の政府機関が武器をプリンターで印刷するかの如く大量生産していく世の中で、ナノテクノロジーという分野の発展はそれを更に加速させるものと思われる。

 またナノ単位の小さな武器、例えば「スマート・ポイズン」というものも製造可能だ。スマート・ポイズンは内に神経ガスを持ち、好きなタイミングで感染者の中で神経ガスを散布できるかも知れないのだ。偏見と呼ばれてもおかしくない程の仮説ではあるが、何もかもが思い通りに成程のテクノロジーには同等の危険は伴うものだ。


5.未知なるものの脅威

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 最も有りえる終焉の一つとしては「分からない」という答えだ。それは私達がおよそ見当もつかないようなものが突如として現れ、私達は成すすべもなく消される・・・そういった終焉もあり得るのだ。

 だが安心してほしい、宇宙論学者マックス・テグマークと哲学者ニック・ボストロムの2人が割り出した未知なるものによる地球消滅の可能性は、現在の地球の年齢から考えると毎年「10億分の1」程しか無いそうだ。

 ちなみに、この研究結果には気候変動と隕石衝突は考慮されていない。何故なら自然に起きる気候変動により地球全体の生物が死滅する事は有りえないし、隕石衝突により人類が滅亡するよりも「人類」という哺乳類が形態を変えるか死滅する確率の方が高いからだそうだ。 

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